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2013年8月号の特集

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2000年、学生スタッフによるフェアトレード事業がスタート!
アクセスのフェアトレード事業は2000年、当時大学生だった現理事の田中、廣瀬の2名がペレーズに住み込むところから始まりました。ペレーズでの事業は始まったばかり、日本で活動する学生スタッフはごく少数で、国内活動チームもまだなかった頃です。フェアトレードによって生産者が自らの力で自立できる可能性があり、取引する側にも事業として成功するチャンスがあること。お互いが対等な関係を築きながら事業ができること。フェアトレードに大きな可能性を感じて、2人は現地に飛び込みました。
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ペレーズで強くなった想い
現地に住んでみて、人々の自然に対する知恵には圧倒されたといいます。生活のあらゆるところにココナツなどの自然素材を利用する生活スタイル、薬草に関する知識など、現在の日本では忘れ去られていく生活の知恵がペレーズでは脈々と受け継がれていました。しかし現地の人たちは、そういった知恵や技術を当たり前のもの、または時代遅れのものとしか思っていませんでした。そんな知恵を持っていることの素晴らしさやその自然環境自体が強みであることを、フェアトレード事業を通じて自覚し、自信を持ってほしい。そんな思いで試行錯誤を繰り返し、2001年に初代の製品(ココナツ皿)が生まれました。地元住民で構成されるフェアトレード生産者グループ「マパヤパ」は、こうして誕生しました。一方2人がペレーズに住み込む中で、ペレーズの貧しさを実感することも度々ありました。お金がなくて医者にかかれず下痢が悪化してしまい、幼い子どもをなくした友人。経済的に貧しいが故にわが子を助けることができなかった無念さは想像を絶します。また初代マパヤパメンバーの中には自分の名前すら書けない人もいました。「この事業を通じてメンバーには経済的安定だけでなく、さまざまな能力も獲得してほしい。地域に夢を与える新しい風になってほしい。」そんな2人の思いが、フェアトレード事業部の活動の根幹になっています。

危機!誰のためのフェアトレード事業?
2003年、アクセスのフェアトレード事業に危機が訪れます。アクセスのスタッフがペレーズを離れていた間に、当時のマパヤパのリーダーが他のメンバーを追い出して自分の家族数人を勝手にメンバーに入れ、収入を独占していたのです。会計処理が不明朗な点があることも明らかになりました。これは明日の食糧さえ手に入れるのに必死な彼女が生きるためにやったことと言えるかもしれません。しかしアクセスでは1家族のために事業を行っているわけではなく、地域全体の貧困問題解決のためという理念を大切にしています。フェアトレード事業部はスタッフを現地に派遣し、フィリピン人スタッフと何度か話し合いの場を持ちました。その結果、理念を理解してくれる人々と活動をやり直すことになりました。

マパヤパの成長
その後マパヤパでは様々な事情により何度かメンバーが入れ替わり、2010年ごろから現メンバーで活動しています。今年、メンバーにマパヤパとしての夢を聞いたところ、6人中5人が「売上を伸ばして他の貧しい人々を生産メンバーとして受け入れること」と答えてくれました。自分の家族さえよければ…ではなく、アクセスがめざす「地域全体の貧困をなくす」という考えが少しずつメンバーにも浸透してきていると感じます。パヤパがメンバーを増やして活動できるようにするためには、今より売上を伸ばさなくてはなりません。日本では既存商品の見直しと売れる商品の開発、販売の機会を増やすこと。それから、ホームページやFacebookをつかった情報発信に力を入れる予定です。生産者の側も、アクセスから独立した生産者協同組合として自立できることをめざし、組織運営や価格決定のしくみについて学んだり、少しずつ自分たちで出来ることを増やしていくことが必要です。今年から数年は、アクセスフィリピン、アクセス日本の双方にとって、さらなる発展にむけた努力の年になりそうです。

前進するマパヤパ
生産スキルや、商品開発のスキルはある程度身についたマパヤパメンバー。
現在は、生産者協同組合としての独立に向け、経営や民主的な組織運営のためのスキルを、経験を通じて少しずつ習得しています。

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2010年には、メンバーそれぞれにリーダー、書記、会計など役割を決定。担当スタッフのアーチがメンバーに発注を分配。
2011年には、月例ミーティングを定期的に開催、メンバー自身がファシリテート。アーチが会計担当者に発注し、会計担当者が平等に分配。1人が1商品を仕上げる。


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2013年には、メンバー内で話し合って、より効率よく生産できるように分業制に変更。ココナツ殻を切る係、磨く係など分業して、全員で均等に収入を得ています。

2013年、ペレーズでグリーティングカード生産へ!
マパヤパのココナツ雑貨の売上を伸ばすとともに、2013年度私たちが取り組もうとしているのは、ペレーズでのグリーティングカード生産事業の立ち上げです。消耗品であるグリーティングカードは一定の売上が見込めること、2011年まではフェアトレード事業部でグリーティングカードも取り扱っていた経験もあることから、これまでのノウハウを生かせると判断し、事業化が決まりました。4月にペレーズで生産者の募集を開始し、6月末には5名の生産者が決定、現在トレーニングプログラムが行われています。日本のフェアトレード事業部では2月から消費者調査や市場調査をし、デザインを進めました。20代前半女性向けのカラフルでかわいいラインと、20~30代のナチュラル思考の女性向けのナチュラルなラインの開発を進めています。今年の秋~冬には販売できるように頑張っています。楽しみにしていてくださいね!
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フィリピンと日本で貧困問題に取り組む、国際協力NGOです。

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