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2013年1月 フィリピン街角だより

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びっくり!フィリピンの医療事情
 フィリピンの医療従事者によると、「37.5度以上が熱」なのだそう。こんな事実1つとっても、日本の常識はフィリピンでは通用しません。今回は、公立病院と市立病院の衝撃的なほどの格差を中心に、フィリピンの医療事情をご紹介します


庶民のための公立病院は、とんでもない環境?!
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フィリピンの公立病院のほとんどは税金だけでは資金が足りず、設備や備品が不足しています。それらは政治家*や、海外からの寄付で補っているのが現状です。公立病院では診察代は無料ですが、薬代は自己負担です。それでも、公立病院は私立の高額医療費が払えない患者であふれかえっています。ベッドや椅子が足りず、廊下に座り込んだり、横たわったりしている患者も多く見られます。トイレはボロボロで不衛生、飲料水も有料にしないといけないほどの財政難なのです。

多くの公立病院では、受け入れられる患者数に制限を設けています。公立のマニラ病院では、産婦人科で無料診療を受けたい患者は、登録をした上で、水曜か木曜にしか見てもらえず、朝4時から並ばないといけません。その上、公立病院の職員は忙しさもあってか、患者を粗雑に扱うことが多く、侮辱的な言動をする人が多く見られます。
(*政治家の顔写真入りのステッカーやポスターが貼られたものまで!まるで政治家がポケットマネーで寄付しているかのように見えますが、実際は医療費予算を使っていることが多々あると言われます。)


保険に入れず、悪霊祓いを利用することも
 フィリピンの国民健康保険は「Philhealth(フィルヘルス)」とよばれ、被雇用者の場合は給料から保険料が天引きされています。しかし、この保険で賄われる医療費はごく一部でしかありません。貧しい人々の多くは、国民健康保険の仕組みをよく知らず、保険料を払う余裕もありません。現代では西洋医学が普及していますが、経済的な理由などで伝統的な代替医療に頼る人が少なくありません。

代替医療の例:
<信仰療法>
霊的なパワーを持つ人(シャーマン)による治療法(悪霊祓いなど)。
<ヒロット>
伝統的なマッサージ療法。年配の施術者が、主に骨折患者や妊婦の手当てをする。
<東洋医学>
漢方薬や、トカゲ、蛇の血、キノコなどを使用する治療法。


お金のあるなしで決まる医療サービスの質
image07.jpg私立病院の診察代は、フィリピンの最低賃金(1日約800円)以上と高額ですが、最新の設備を整え、技術の高い医師や看護師を雇っているので、安心して高度な治療を受けられます。もちろん飲料水は無料ですし、トイレも清潔に保たれています。
お金さえあれば、エアコンの効いた、テレビ・ソファー付きの待合室を利用し、短い待ち時間で、お気に入りの医師を指名して診てもらえる私立病院を利用できます。でも、貧しい人々は選択肢のないまま、質の悪い公立病院を利用するしかありません。これがフィリピンの悲しい現実です。
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